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自身の血圧を把握しておくことが高め血圧改善の第一歩。
正しく知るためには、正しい測定方法で、
毎日測定することが大切です。
血圧は季節、天候、1日の時間帯、そのときのシチュエーション(リラックスしているか、緊張しているか等)、体調などによって、常に変化しています。正しく知るためには、測る時間や環境などを極力一定にし、習慣化して毎日測るようにしましょう。毎日の数値を記録しておくと、さらに推移がわかり自己管理に大変役立ちます。
診察室ではわからない血圧高めもあるため、家庭血圧が診断の基準になります。なかでも病院で見つけにくい自宅での血圧高めは心疾患や脳血管障害のリスクが高いため、家庭での測定が重要になります。
診察時の血圧高めでも、のちに持続的な血圧高めになるケースがあるため、定期的なチェックが必要です。自宅での血圧高めは、職場や家庭でのストレスから血圧が上昇したり、別の病気の影響で早朝や夜間に血圧が高くなっているため、持続的な血圧高めと同様に早めのケアを行います。
毎日の血圧管理のために、日々の記録を残すことができます。ぜひ健康管理にお役立てください。
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血圧の基準を確認して、今の自分の数値欄にチェックしましょう。
イライラしているときや緊張しているときは正確な数値がでないので、測る前に楽な姿勢で座り、1〜2分安静にする。
排尿、排便を済ませた数分後、または尿意がない状態のときに測定しましょう。
正しい姿勢や測り方は上の図を参照ください。
1日のうち、最も安定した状態が保てる時間帯を選んで、毎日できるだけ同じ時刻に測定を。起床後(1時間以内)と寝る前がおすすめです。
部屋の温度が安定してないと、寒さや暑さのせいで数値が変化してしまいます。
厚い衣服の場合は、腕まくりではなく、脱いでから測定するようにしましょう。
血圧は計測するときの状態で計測値が変わることがあります。
なるべく毎日安定した状態で同じ時間帯に測り続けることでより性格な自分の数値推移が管理できます。
血圧値が1回目は高く、2回目は低くでました。どちらが正しいの?
血圧は短時間で意外と大きな変動をしがちなので、正しい測定をすれば、測るたびに値が違っていても当然なことです。2〜3回測定し、値のバラツキが5〜6mmHg以内ならば、比較的安定時の値と考えられます。この手帳には、2回の測定値とその平均値を記入するようにしてください。
太ると血圧が上がると言われるのはなぜですか?
まだ不明な点も多いのですが、肥満者は血液量が多く、エネルギー消費も多いので、心臓のポンプ作用が増して血圧を上げると考えられています。また、血圧に影響するホルモンや血圧を上昇させる物質の作用バランスが崩れて血圧を上げる、という説もあります。
なぜ家庭で血圧を測った方がいいのでしょうか?
ご自身の健康管理の目安や、医師に相談するときの判断基準としてとても重要です。病院では把握しにくい白衣高血圧や仮面高血圧を診断するための参考にもなります。また、服薬治療中の場合、薬の持続時間や効果を評価する資料になることもあります。
日中の値は良いが、朝測ると高い数値がでます。なぜでしょうか?
朝の血圧値が特に高い場合は「早朝高血圧」の可能性もあります。通常の「高血圧」とは違う対応が必要な場合があるので、朝の血圧が高いことが分かったら、早めに医師に相談しましょう。
病院で測ると家で測った数値より高くなってしまいます。
最近では、医師や看護師の前で緊張して値が高くなる「白衣高血圧」や、逆に病院では低くでる「仮面高血圧」という現象が報告されています。医師にかかる際は、家庭で測定した血圧も報告することが大切です。
よく聞く「家庭血圧」とは何ですか?
一般に家庭での計測値は病院よりも低めになります。そのため、診察室血圧よりも家庭血圧の方が5mmHg低く設定されています。これが「家庭血圧」です。家庭での血圧測定は、毎日同じ条件で安定した状態での計測が可能なので、より正確で詳細な血圧情報を把握できるメリットがあります。自身の健康管理にもなり、医師にかかる際にも重要な診断材料となるので、手帳を活用して記録を残しておきましょう。